米軍幹部、次々と白人至上主義を非難 異例の動き

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米軍幹部が次々と白人至上主義を非難するコメントを行った

米軍幹部が次々と白人至上主義を非難するコメントを行った

ワシントン(CNN) 白人至上主義者と反対派の衝突で死傷者が出たバージニア州シャーロッツビルの事件を受けて、米陸海空軍と海兵隊、そして州兵のトップがそろって白人至上主義グループを非難するコメントを出した。

事件を巡ってはトランプ大統領が「責任は双方にある」との見方を示して議論を呼んでいる。米軍幹部は伝統的に政治と距離を置く姿勢を堅持している。今回の発言も直接トランプ大統領に向けられたものではなく、一般社会や部隊、新兵向けだが、こうした動きは異例といえる。

まず声を上げたのは海軍トップのジョン・リチャードソン作戦部長だ。12日にツイッターで「シャーロッツビルでの出来事は、不寛容と憎悪に反対してきた米海軍にとって容認できないし許容されてはならない」と述べた。

ロバート・ネラー海兵隊総司令官も15日にツイッターで「米海兵隊に人種的憎悪や過激主義の存在する余地はない」と発言した。

16日にはマーク・ミリー陸軍参謀総長が「陸軍は人種差別や過激主義、憎悪を容認しない。それはわれわれの価値観や、(独立戦争が始まった)1775年以降われわれが支持してきたものに反する」とツイート。デーブ・ゴールドファイン空軍参謀総長やジョゼフ・レンゲル州兵総局長も16日、同調するツイートをした。

ミリー陸軍参謀総長は16日、CNNに対し、ツイートの理由は1つだとし、「私のメッセージは兵士たちに向けたものだ。陸軍はいかなる形の人種差別的行動も許容しないということだ」と述べた。

政治的な意図は一切ないという。ミリー参謀総長は「そんなことは思いもよらない」と述べた。

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