トランプ大統領、オバマ氏が「盗聴」 ツイートが波紋

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トランプ大統領、オバマ氏を「盗聴した」と批判

フロリダ州ウェストパームビーチ(CNN) トランプ米大統領は4日、昨年の選挙前にオバマ前大統領に電話を盗聴されたと主張するツイートを繰り返して物議を醸した。

トランプ氏は同日午前6時半すぎから6回にわたり、ツイッター上でオバマ氏を非難。トランプ氏が拠点としていたニューヨークのトランプタワーが盗聴されていたなどと主張し、「オバマ氏はこれほど下劣だとは」「まるでニクソンのウォーターゲート事件だ。悪い(あるいは悪趣味な)やつだ」と書き込んだ。

トランプ氏もホワイトハウスも根拠や情報源を一切示していない。

オバマ氏の広報担当者、ケビン・ルイス氏は同日昼過ぎに声明を出し、オバマ政権が司法省の捜査に介入することはなかったと強調。オバマ氏やホワイトハウス当局者が米市民の盗聴を命じたというような主張は「全くの虚偽」だと述べた。

ホワイトハウスのある高官によると、この日のトランプ氏の発言は政権内部のだれも予想していなかった。同高官によれば、トランプ氏はオバマ氏がトランプ陣営とロシアとの接触をめぐる捜査などを通し、トランプ氏の妨害を図ったとする保守系メディアの報道を聞いて激怒していたという。

トランプ氏は大統領就任後も候補者時代と同様、根拠のない主張を繰り返したり、深夜や早朝に突然ツイートしたりするスタイルを貫いている。

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