オバマ氏、大統領選後初の会見 「トランプ氏に時間を」

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トランプ氏については、就任時における政策面での準備状況に不安があるとも指摘

トランプ氏については、就任時における政策面での準備状況に不安があるとも指摘

トランプ氏という人物については「イデオロギー的ではなく実利的。周囲に良い人材がいて本人がしっかりした方向感覚を持ってさえいれば、その実利性は良い方に作用するだろう」との考えを示した。

ただ、トランプ氏は具体的な政策という面で歴代大統領ほどの準備ができてないとも指摘し、「心配なことがあるかといえば、もちろんある。トランプ氏と私はたくさんの点で意見が食い違っている」と認めた。

トランプ氏が13日、右派の論客として知られるスティーブ・バノン氏を上級顧問に指名したことに対するコメントを求められると、人選にいちいち口を出すことは円滑な政権移行という目標に反すると主張。「トランプ氏自身に決めさせることが重要だ。その決断に対しては、今後2年もするうちに米国民が評価を下すことになるだろう」「大統領という職に就けば目が覚めるもの。現実にそぐわない意見や立場はすぐに一新されることになる」と強調した。

オバマ大統領はまた、トランプ氏が先週の会談で、主要な戦略的パートナーシップの維持に強い意欲を示したことを明らかにした。外遊で会談する各国指導者への伝言を託されたと述べ、「伝言のひとつは、北大西洋条約機構(NATO)と欧米間の同盟関係を維持するという意思表示だ」と語った。

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