第2回討論会、激しい応酬に 米大統領選

第2回討論会を2分で振り返る

(CNN) 米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏と共和党候補ドナルド・トランプ氏による第2回テレビ討論会が9日、ミズーリ州セントルイスで行われた。米国の未来をめぐって候補者が舌戦を交わすという討論会の伝統は変質し、寒気のするような展開となった。

トランプ氏は10年前に女性に対して用いた下品な言葉遣いについて、自身の言動を謝罪した一方で、一連の発言は「ロッカールーム・トーク」だったと繰り返し、重要性を認めない姿勢を示したように見えた。

またビル・クリントン元大統領の不倫問題にも切り込み、同氏を「虐待的」と評した。トランプ氏は、自身が大統領になれば、特別検察官を指名してヒラリー氏を調査するとの意向を表明。トランプ政権下ではヒラリー氏は収監される可能性があるとまで主張した。

クリントン氏はこの挑発には乗らず、ミシェル・オバマ大統領夫人が民主党全国大会で述べた「彼らが低い道を行くとき、我々は高い道を行く」との言葉を引用した。

トランプ氏はこの週末、現代の大統領選で主要政党の候補者として最悪級とも言える状況を経験し、そこからの回復が喫緊の課題だった。私用メール問題や国務長官時代の対応などクリントン氏の弱みを突いたことで、共和党を2日間にわたり襲ったパニックを抑えるのに成功した可能性もある。ただ、トランプ氏のステージ上での厳しい物腰やうろつく振る舞いなどが、熱烈な支持者を越えて幅広い支持の獲得へとつながったかどうかは不透明だ。

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