イラン国防相が訪中、イスラエルとの衝突後初の外遊で

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グループ撮影の機会を待つイランのナシルザデ国防相=26日、中国・青島/Florence Lo/Reuters

グループ撮影の機会を待つイランのナシルザデ国防相=26日、中国・青島/Florence Lo/Reuters

(CNN) イランのナシルザデ国防相は、外交と経済の両面で近い関係にある中国を訪問した。米国を一時的に地域紛争に引きずり込む結果となったイスラエルとの12日間の衝突以降、ナシルザデ氏の外遊は初となる。

中国国営メディアによれば、ナシルザデ氏は上海協力機構(SCO)の会合に出席した国防相9人のうちの1人。SCOは中国とロシアの主導する地域安全保障機構で、中ロ両国が米国主導の枠組みに代わる国際ブロックの構築をめざす中、存在感を高めている。 

SCOの2日間の会合は25日、中国沿岸部の青島で始まった。前日にはイランとイスラエルの間で停戦が成立し、両国による航空攻撃の応酬に終止符が打たれていた。

今回のSCOの会合は、オランダ・ハーグで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議とタイミングが重なった。トランプ米大統領はNATO首脳会議で、米国は「来週」イランと核合意の可能性について協議する見通しだと明らかにした。

中国はイスラエルとイランの衝突ではおおむね脇役に徹していたものの、SCOの会合は主要な国際プレーヤーとしての中国の役割や、イランが中国との関係を重視している現状を浮き彫りにした。

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