「最強のスナイパー」射殺の元兵士、有罪評決で終身刑に

「最強のスナイパー」射殺の元兵士、有罪評決で終身刑に

「最強のスナイパー」射殺の元兵士、有罪評決で終身刑に

テキサス州スティーブンビル(CNN) 2013年に米海軍特殊部隊「SEALs(シールズ)」の元隊員ら2人を射殺したとして、元海兵隊員のエディー・レイ・ルース被告が殺人罪に問われた裁判で、テキサス州の陪審は24日、極刑に値するとの有罪評決を下した。判事はこれを受け、ただちに終身刑を言い渡した。

弁護側は、ルース被告が犯行当時、心神喪失の状態にあったと主張。これに対して検察側は、被告に善悪を判断する能力があったとの立場から、極刑を求めていた。陪審員らは約3時間の審理で、弁護側の主張を退ける判断を下した。

死亡した2人のうち元SEALs隊員のクリス・カイル氏(当時38)は、イラク戦争で160人の敵を射殺したという体験に基づくベストセラー「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」で知られ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩む帰還兵らの支援活動に携わっていた。

同書を映画化したクリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演の「アメリカン・スナイパー」も最近公開され、戦争映画としては記録的な大ヒットとなっている。

カイル氏とともに殺害されたチャド・リトルフィールド氏(当時35)も従軍経験があり、帰還兵の支援に協力していた。

両氏は13年2月2日、精神療法の一環としてルース被告を射撃場に連れ出した。そこでカイル氏は背中を5発と顔面を1発、リトルフィールド氏は背中を5発撃たれて倒れているのを、施設の案内役が発見。駆けつけた捜査当局者が死亡を確認した。

弁護側は、ルース被告が長年精神疾患を患い、犯行当時も2人に殺されるという妄想に取りつかれていたとの主張を展開した。被告自身は犯行の動機について、混乱した供述を繰り返していた。

リトルフィールド氏の母、ジュディさんは評決を受け、「この2年間、裁きが下る日を待っていた。神様は願いを聞いてくださった」と語った。

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