米発電所のCO2排出規制案 30年までに3割減

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米発電所のCO2排出規制案 30年までに3割減

(CNN) 米環境保護局(EPA)のマッカーシー長官は2日、国内の火力発電所の二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに05年比で30%削減する規制案を発表した。

オバマ米政権は発足当初から掲げてきた温暖化対策で、最大の一歩を踏み出した形だ。米国の取り組みはこれまで、「口先だけで実行が伴わない」と批判されてきた。

マッカーシー長官は「家族の健康と子どもたちの未来のために、私たちは行動しなければならない」と強調。そのうえで「行動することによって気候変動のリスクをビジネスの機会に変え、技術革新と投資を促し、世界をリードするクリーン・エネルギー経済を構築する」と述べた。

オバマ米大統領も記者会見で「この美しい青い星を守るために協力を」と呼び掛けた。

これに対して、エネルギー業界や石炭、石油を生産する州の共和党議員らはただちに反発の声を上げ、規制案は経済に打撃を与えて燃料価格の高騰を招くと主張した。

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