脳をむしばむアメーバに感染の少年が死亡 米フロリダ州

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「ネグレリア・フォレーリ」の顕微鏡写真=CDC提供

「ネグレリア・フォレーリ」の顕微鏡写真=CDC提供

(CNN) 米フロリダ州で脳をむしばむ病原性アメーバ「ネグレリア・フォレーリ」に感染し、病院で治療を受けていたザッカリー・レイナ君(13)が死亡した。

インターネットの交流サイト(SNS)「フェイスブック」で家族が病状を報告していたページに24日午後、「ザック(ザッカリー君の愛称)の闘いは終わった」との書き込みがあった。さらに約1時間後には、臓器提供のために人工呼吸器が使われているとしたうえで、「ザックは亡くなったが、これから多くの人の命を救うだろう」と予告するメッセージが書き込まれた。

ザッカリー君は8月3日、自宅近くの水路で遊んでいて感染したとみられる。病院で手術、診断を受けた後、実験的新薬の投与を受け、回復が期待されていた。

米疾病対策センター(CDC)によると、ネグレリア・フォレーリは米南東部を中心に温度の高い淡水でみられ、鼻から人体に入って脳に到達する。1~7日の潜伏期間を経て頭痛や発熱、嘔吐(おうと)、首の硬直といった初期症状が出る。進行すると意識障害やけいれんなどが起き、発症後1~12日で死に至ることが多いとされる。

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