動機は「アフガンとイラクの戦争」、米テロ容疑者が供述

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ボストン爆弾テロ容疑者拘束の瞬間、写真が公開

(CNN) ボストン・マラソン爆破テロ事件に関与したとして逮捕されたジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)が調べに対し、アフガニスタンとイラクで米国が起こした戦争を動機として挙げる供述を始めたという。米当局者が23日に明らかにした。

ツァルナエフ容疑者はある程度コミュニケーションできる状態にあり、病院のベッドで取り調べに応じている。調べに対し、自分も死亡した兄のタメルラン容疑者も、海外のテロ組織と接触したことはないと供述したという。ただし当局者は、取り調べはまだ始まったばかりであり、供述の内容は捜査で裏付けを取る必要があると指摘した。

ツァルナエフ容疑者はさらに、2人はインターネットを通じて自ら過激思想を持つようになったと供述しているという。捜査当局は、2人が国際テロ組織アルカイダ系の一派が発行している英字誌「インスパイア」を見て爆弾の製造方法を知った可能性もあるとみて、さらにツァルナエフ容疑者を追及する方針。一方、別の関係者は、爆弾製造に関する情報はほかから入手した可能性もあると話している。

この事件では15日にボストン・マラソンのゴール付近で2度の爆発があり、3人が死亡、260人以上が負傷した。現場周辺の住民や商店は23日までに徐々にこの地域に戻り始めたが、爆発が起きた通りはまだ封鎖されたままで、再開のめどは立っていない。

23日には爆発の犠牲になった8歳のマーティン・リチャード君の葬儀が営まれた。また、容疑者逃走の過程で銃撃されて死亡したマサチューセッツ工科大学(MIT)の警察官、ショーン・コリアさんの葬儀も行われた。

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