小学校銃乱射容疑者の遺伝子情報を分析 米当局

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(CNN) 米コネティカット州の小学校で14日に起きた銃乱射事件で、容疑者の遺伝子が捜査の一環として解析されていることが27日、明らかになった。

州の監察医務院からの依頼でコネティカット大学医療センターが解析に当たっている。同センターによれば特定の遺伝子配列を探しているわけではないという。結果が出るのは来年1月末になる予定。

事件はコネティカット州ニュータウンの小学校でアダム・ランザ容疑者(20)が銃を乱射し、児童20人と学校職員6人が犠牲になったというもの。乱射事件を起こす前にランザ容疑者は母親を殺害。自身も直後に自殺した。

だが遺伝子解析によって事件の動機の手かがりになるような情報が得られるとは考えにくい。こうした行動を引き起こす可能性のある精神疾患を、遺伝子情報から特定するのは難しい。

遺伝子学の専門家によれば、多くの精神疾患では、発症に関わる遺伝子は存在するものの、非常に数多くの遺伝子が関わっていると説明。特定の1つの遺伝子や突然変異が病気を引き起こすわけではないという。

エモリー大学で遺伝子学を研究するスティーブ・ウォーレン氏は「答えをくれるようなものが見つかるはずはない」と語る。ある遺伝子が見つかったところで、特定の病気を発症していたと断言できるわけではないと同氏は説明する。

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