世界を魅了する東北の酒、おいしさの秘密とは

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大七酒造は昔ながらの製法である「生もと造り」を現在も採用する=同社提供

大七酒造は昔ながらの製法である「生もと造り」を現在も採用する=同社提供

醸造所巡りの旅の楽しみ方

東北のいくつかの醸造所では、英語の見学ツアーを開催しており、酒の試飲も可能。ただし各醸造所のウェブサイトで事前に予約をする必要がある。

福島県で1752年に創業した大七酒造は、現在も「生もと造り」にこだわる珍しい醸造所だ。生もと造りは昔ながらの日本酒の製法だが、多大な労力を要するため、最近は大半の醸造所が効率のいい最新技術を採用している。

岩手県の家族経営の醸造所、泉金酒造は1854年に酒造りを開始した。創業家である八重樫家の九代目当主の妻、八重樫由吏氏は、醸造所を訪れる時期について、初夏か秋を勧める。

泉金酒造の「龍泉八重桜(りゅうせんやえざくら)」は全国新酒鑑評会で金賞を受賞しているが、八重樫氏は地元岩泉産の松茸を使った「森の宝」もおすすめだという。

秋田の地酒「高清水(たかしみず)」を製造販売する秋田酒類製造も見学者を歓迎する。

同社の高橋有希子氏によると、同社の御所野蔵で醸造されている受賞歴のある高清水は、やさしい香りと上品な味わいを兼ね備えたバランスの良さが特徴で、どんな食事にも合うという。

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