伝統の博多人形、職人仕事の舞台裏を訪ねる

2016.12.25 Sun posted at 18:27 JST

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(CNN) 日本には手製の人形で有名な職人が多くの地方にいるが、博多人形はおそらく最も知名度が高いもののひとつだろう。

九州の福岡市内やその周辺で生産される博多人形には長い進化の歴史がある。

福岡観光を手がける英国企業インサイド・ジャパンのハリー・サーガント氏によれば、博多人形の製造が始まったとされるのは17世紀初頭。瓦職人の正木宗七が陶器の人形を作り始めたのがきっかけと言われている。これが他の職人に模倣され、次第に洗練の度合いを増し色鮮やかになっていったという。

九州最大の都市である福岡は、実際には福岡と博多の2つの街で構成されている。1889年に合併した後、福岡の名前が両都市に適用されるようになったが、今でも故郷は博多だと考える住民も多い。

博多人形は現在でも福岡を象徴する存在だ。博多人形作りの名匠、武吉国明氏によれば、大半の人形は歴史上の著名人を描いたもの。他にも美しい女性や歌舞伎役者、侍、力士など、あらゆる人物が人形となっている。

市場に出回っている博多人形の大半は現代の作品だ。ただ、第2次世界大戦後の時期にさかのぼる貴重な歴史的作品も少数ながらある。当時は米軍の要員がお土産として多くの博多人形を米国に持ち帰った。

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