米フェイスブック、元英副首相を採用 広報・国際問題の責任者に

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ニック・クレッグ元英副首相/Jack Taylor/Getty Images

ニック・クレッグ元英副首相/Jack Taylor/Getty Images

(CNN Business) 交流サイト世界大手の米フェイスブックが、広報や国際問題に対応するチームの責任者に英国の元副首相ニック・クレッグ氏(51)を採用することがわかった。情報筋が明らかにした。

クレッグ氏は、エリオット・シュレージ氏の後任に就く。シュレージ氏は引き続き、顧問としてフェイスブックにとどまる見通し。

今回の起用については、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)とシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)が深く関与しているという。3人は今夏、この件について話し合いを進めていた。

クレッグ氏は公式のフェイスブックページに、「フェイスブックに参加することを喜ばしく思う」と投稿した。

クレッグ氏は英国の自由民主党の議員だったが、2017年の総選挙で敗北し議席を失っていた。米IT業界の上級幹部の職を得た欧州の政治家としては最も高位のひとりとなった。

フェイスブックはここ最近、フェイク(偽)ニュースや個人情報保護といった問題をめぐり批判を受けているが、今回のクレッグ氏の起用もこうした問題に対処するための一環だ。クレッグ氏の起用は、複雑な問題への対応と、IT業界の外側から新たな視点を取り込むことにつながると期待されている。

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