ウーバー新CEO、エクスペディアのコスロシャヒ氏を起用

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ウーバーの新CEOに、エクスペディアのダラ・コスロシャヒ氏が起用される見通しとなった

ウーバーの新CEOに、エクスペディアのダラ・コスロシャヒ氏が起用される見通しとなった

ニューヨーク(CNNMoney) 米配車サービス大手ウーバーの新たな最高経営責任者(CEO)に、米旅行サイト大手エクスペディアのダラ・コスロシャヒCEOが選出されたことが28日までに分かった。同社に近い情報筋が明らかにした。

ウーバーでは社内のセクハラ問題など不祥事が続き、トラビス・カラニック前CEOが6月に辞任した。カラニック氏は取締役会にとどまる一方、CEOのポストは空席の状態が続いていた。

後任の候補としては米ゼネラル・エレクトリックのジェフ・イメルト前CEO、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズのメグ・ホイットマンCEOらが浮上し、コスロシャヒ氏の名前は当初挙がっていなかった。

しかしホイットマン氏は6月、ウーバーへ移ることはないと明言。イメルト氏も今月27日、レースから撤退すると表明した。

コスロシャヒ氏は米メディア大手IACの最高財務責任者(CFO)や旅行部門のCEOを歴任した後、2005年に同部門から独立したエクスペディアのトップに就いた。15年以降、米紙ニューヨーク・タイムズの取締役も務めている。

エクスペディアは、トランプ米大統領がイスラム圏の一部の国から米国への入国を禁止した際、いち早く差し止めを求めた米IT(情報技術)企業のひとつ。コスロシャヒ氏はイランからの移民として、9歳の時に家族に連れられ米国へ渡った。

ウーバーの最高執行責任者(COO)やCFO、最高マーケティング責任者(CMO)、社長のポストは依然として空席のまま。コスロシャヒ氏は企業文化の刷新と法廷闘争への対応、損失の削減など、複数の重大な課題に直面することになる。

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