街中を走る謎の「無人」ワゴン車、意外な正体は? 米
(CNN) 米首都ワシントンの近郊で、灰色のワゴン車が無人のまま公道を走行する様子がニュースサイトに掲載されて話題を呼んだ。この車、米グーグルなどが実験している自動運転車ではなく、正体は別のところにあった。
謎のワゴン車の映像は、バージニア州アーリントンのニュースサイト「ARLnow.com」に掲載され、これを見たWRCテレビのアダム・タス記者が、カメラマンとともに20分にわたってワゴン車を追跡した。
途中でまかれそうになりながらも、ようやくワゴン車に追いついたというタス記者。この車、フォード・トランジット・コネクトの窓から中をのぞいたところ、一見、運転席は空だった。ところがよく見ると、座席シートから男性の両手両足が突き出していた。
タス記者は、座席の格好をしている運転手に話しかけようとしたが、ワゴン車はそのまま赤信号を突破して走り去ったという。「これって悪ふざけ?」とタス記者は首をひねっている。
実はこのワゴン車、バージニア工科大学交通研究所が、自動運転車の研究の一環として使っていた。