「ヒキガエル」もネット検閲の対象に 中国で続くイタチごっこ

ネット上の議論は、新語やジョーク、ユーモアを交えて行われるという

ネット上の議論は、新語やジョーク、ユーモアを交えて行われるという

ジャーナリズムを専門とする香港大学の傅景華氏はこれを、「ある種の秘密の言語」と表現する。「中国のネット市民は、本当に議論したい問題について直接に語ることができないので、独自の新語、ジョーク、ユーモアを生み出して交流しようとしている」のだという。

実はウェイボー上では以前から、江沢民氏のことを「ヒキガエル」と呼んでいた。今回の事件でヒキガエル作品の写真が広まることで、この愛称が一気に人口に膾炙(かいしゃ)した格好だ。

傅氏ら香港大学の研究者が作ったウェイボー検閲追跡ツール「Weiboscope」の調べによると、「ヒキガエル」は8月1日までの2週間で、複数日にわたり検閲単語の上位5以内に入ったという。

このようにネット上で愛称がつくのは、江沢民氏に限ったことではない。

不正疑惑で当局の取り調べを受けることが正式決定した周永康(チョウヨンカン)・前政治局常務委員の場合、中国で人気のインスタントラーメンにちなんで「康師傅(カンシーフー)」などと呼ばれている。現国家主席の習近平(シーチンピン)氏も、好物の豚肉サンドイッチの名称で言及されることがある。

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