検閲や暗黙のルール、独自のスピード感――中国の映画製作現場を訪ねて

中国の映画製作の現場には独自のスピード感があるという

中国の映画製作の現場には独自のスピード感があるという

中国浙江省横店(CNN) 中国の映画製作現場は、ハリウッドよりはるかにめまぐるしく、乱雑な印象だ。当局の検閲をかわしながらその現場で活躍する監督ら3人に、CNNがインタビューした。

世界最大規模の野外撮影所として知られる浙江省の「横店影視城」。実物大の紫禁城のセットが目を引く。張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「HERO」(2003年)をはじめ、数々の映画やテレビドラマの撮影に使われてきた。インタビュー収録の準備が始まると、機材係のスタッフがケーブルを放り投げ、メーク係が汚れたブラシで顔をはたきに来た。

新進女性監督、金依萌(エヴァ・ジン)氏の言葉を借りれば、ここではすべてが「中国スピード」で進んでいる。同氏は09年、人気女優・章子怡(チャン・ツーイー)が主演した「ソフィーの復讐(ふくしゅう)」で、中国の女性監督として初めて興行収入1億元(現在のレートで約15億円)を突破した。

「ハリウッドはとてもゆっくりしていて、構想期間が平均4年にも及ぶ。ところが中国では良い脚本を手にしたら翌日には費用が調達できて、数日後にセットが出来上がっている」と話す。ロマンチック・コメディーで知られる監督だけに、当局の検閲も難なく通り抜けてきた。

一方、体制に立ち向かう姿勢を貫く陸川(ルー・チュアン)監督にとって、検閲は頭の痛い問題だ。

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