NYタイムズ紙のサイトがダウン、外部からの攻撃か

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米紙ニューヨーク・タイムズはトラブルを受けツイッターでニュース配信=ツイッターから

米紙ニューヨーク・タイムズはトラブルを受けツイッターでニュース配信=ツイッターから

(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズのウェブサイトが27日、広い範囲でアクセス不可能となり、同紙は外部からの攻撃との見方を示した。

短文投稿サイトのツイッター上では米東部時間同日午後3時以降、同紙サイトがダウンしているとの報告が相次いだ。午後6時になってもパソコンからアクセスできないと訴えるユーザーが多く、一部では携帯サイトへのアクセス不良を指摘する声も上がった。

同紙は午後5時ごろ、フェイスブックの公式ページでトラブルを認め、「問題の解決に努めている。一見したところ外部からの悪意ある攻撃のようだ」とするメッセージを掲載した。

同4時20分には社内の従業員にも、マーク・フロンズ最高情報責任者(CIO)が同様の通知とともに、外部へ機密性のある電子メールを送らないようにとの指示を出した。

ネットセキュリティーの専門家によれば、米報道機関への攻撃を繰り返しているシリア政権支持派の「シリア電子軍」(SEA)の関与が疑われる。一部のツイートは、同紙ホームページを閲覧しようして「SEAがハッキング済み」と表示された際の画面を公開している。

SEAはこれまでもAP通信やワシントン・ポスト紙のツイッターアカウントを乗っ取るなどの攻撃を仕掛けてきた。今月15日には一時的に、CNNを含む主要メディアのサイトを閲覧しようとするとSEAのサイトが表示される被害が出た。

ニューヨーク・タイムズのサイトは14日にも数時間にわたってダウンしたが、これは内部のトラブルだったとされる。

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