大谷翔平、2シーズンぶりに「二刀流」復活 ドジャース移籍後初登板
(CNN) 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が16日、本拠でのパドレス戦で、「1番・投手兼指名打者」として出場した。公式戦の登板は663日ぶりだった。
3度のMVPに輝く大谷は、本拠のファンの歓声だけでなく、パドレスのフェルナンド・タティスとルイス・アラエスによる連続ヒットの「歓迎」も受けた。パドレスはマニー・マチャドの犠打で先制点を挙げた。
大谷は制球に苦しみ、1イニングを抑えるのに28球を要した。それでも球速は100マイル(約161キロ)を記録し、投手として君臨していた理由の片鱗(へんりん)を示した。
大谷はさらに一回の裏も時間を無駄にすることなく、なぜ唯一無二の存在なのかを証明し続けた。大谷は先頭打者として打席に立ち注目を集めた。観客は特別な瞬間を目撃していることを確信し、興奮しているようだった。パドレスの先発ディラン・シースはスライダーで空振りさせてアウトにするという作戦を立てていた。

昨年のワールドシリーズ制覇は指名打者で貢献した/Harry How/Getty Images
大谷は二回からアンソニー・バンダ投手にマウンドを譲った。
大谷は適時二塁打と適時打を放った。
試合はドジャースが6対3で勝利した。
ドジャースは43勝29敗とナ・リーグ西地区トップの成績を収めているものの、投手陣にとっては厳しいシーズンとなっている。ドジャースは新加入の佐々木朗希ら14人の投手が負傷者リスト(IL)入りしている。