選手の唇にキスしたスペインサッカー連盟会長、FIFAが資格停止処分

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スペインサッカー連盟会長、辞任を拒否

(CNN) スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長が女子ワールドカップ(W杯)で優勝したスペイン代表選手の唇に一方的にキスした問題をめぐり、国際サッカー連盟(FIFA)がルビアレス会長の資格停止処分を発表した。

FIFAは、国内外のサッカー関連の活動に関してルビアレス会長を90日間の資格停止とし、その間に懲戒手続きを進めるとした。

この問題をめぐり、表彰式でキスされたジェニファー・エルモソ選手やチームメート、スペイン政府からも非難の声が強まっているが、ルビアレス氏は同意に基づくキスだったとして辞任を拒んでいる。

キスは不快だったとエルモソ選手は証言しており、チームはルビアレス会長が辞任しない限り試合には出ないと宣言した。

エルモソ選手は「自分は弱い立場にいると感じ、私の側の同意のない、衝動的で性差別的な場違い行為の被害者だと感じている」とX(旧ツイッター)に書き込んだ。

一方、スペインサッカー連盟はルビアレス氏を支持、エルモソ選手らを相手取った法的措置も辞さない構えを見せている。

FIFAはルビアレス氏やスペインサッカー連盟がエルモソ選手に接触することも禁じた。エルモソ選手はこの問題をめぐり、ルビアレス氏に対するプレッシャーを和らげるよう要求されたと打ち明けていた。

FIFAの裁定を受け、スペインサッカー連盟は暫定会長を任命した。ルビアレス氏については引き続き無実を訴えていると説明している。

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