国際スケート連盟、大会出場の年齢下限を17歳に引き上げへ

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北京冬季五輪で演技するフィギュア女子のカミラ・ワリエワ選手=2月17日、中国・北京の首都体育館/ANTONIN THUILLIER/AFP/AFP via Getty Images

北京冬季五輪で演技するフィギュア女子のカミラ・ワリエワ選手=2月17日、中国・北京の首都体育館/ANTONIN THUILLIER/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 国際スケート連盟(ISU)は7日、五輪などのシニア大会に出場できる選手の年齢制限を、現行の15歳以上から段階的に引き上げ、17歳以上に変更すると発表した。

タイのプーケットで開催した総会での採決で決まった。

北京冬季五輪に15歳で出場したフィギュア女子のカミラ・ワリエワ選手(ロシア・オリンピック委員会)のドーピング問題を受けた決定。ISUはツイッター上で、選手の身体、精神、情緒面の健康を守ることが目的だとする声明を出した。

2022~23年のシーズンは変更なしで、23~24年に下限を16歳、24~25年以降は17歳に引き上げる。

演技終了後に泣き崩れたワリエワ選手=2月17日、中国・北京/David J. Phillip/AP
演技終了後に泣き崩れたワリエワ選手=2月17日、中国・北京/David J. Phillip/AP

ワリエワ選手は、ドーピング検査で陽性反応を示したことが大会中に発覚し、資格停止処分を受けた。これに対して異議を申し立てた結果、処分は解除され、未成年であることを理由に出場継続を認められた。だがその後の個人種目でミスを連発して、泣きながらリンクを後にした。

スポーツ界の改革を訴える団体「グローバル・アスリート」は当時、わずか15歳の選手に心身のリスクを負わせることは「容認できない」と主張していた。

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