東京パラリンピックが閉会式、約２週間の熱戦に幕

（ＣＮＮ） 東京パラリンピックは５日、閉会式が国立競技場で開催された。閉会式では、歌や踊り、選手らの行進が披露され、パラリンピックの旗は次の開催地であるフランス・パリのイダルゴ市長に引き継がれた。

引き継がれたパラリンピック旗を振るパリのイダルゴ市長（中央）/Charly Triballeau/AFP/Getty Images

約２週間におよぶ熱戦に幕が閉じた。メダルの獲得数では、中国が金メダル９６個、合計２０７個で首位となった。英国は金メダル４１個で２位、米国は金メダル３７個で３位だった。

国際パラリンピック委員会（ＩＰＣ）のパーソンズ会長は閉会式のあいさつで、「逆境のなか、一緒になってやり遂げた」と述べた。東京パラリンピックについては、歴史的であっただけでなく、素晴らしいものだったと振り返った。

パーソンズ会長は、「魔法のような１２日間で、選手たちは世界に自信と幸福、希望を与えた。記録を破り、人々の心をとらえ、人々の心を開いた。重要なのは、選手たちが人生を変えたことだ」と語った。

閉会式は約２時間にわたって行われたが、五輪やパラリンピックの大部分がそうであったように、新型コロナウイルス流行の影響で、客席にはほとんど観客はいなかった。

閉会式では、ブレイクダンスやＢＭＸバイク、ローラースケートなどのパフォーマンスが披露され、出演者は明るい色の衣服を身にまとった。

閉会式ではダンスパフォーマンスも披露された/Eugene Hoshiko/AP

東京五輪・パラリンピックが新型コロナウイルスの影響で１年間延期となったことで、次回のパリ大会は通常の４年後ではなく３年後に開催される。パリ大会の開会式は２０２４年７月２６日に予定されている。