一家心中自爆で両脚切断、ベトナム生まれの米代表選手が受け取った「ギフト」

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パラリンピック前の代表選考会でインタビューに答えるシェパード選手/Leila Navidi/Star Tribune/AP

パラリンピック前の代表選考会でインタビューに答えるシェパード選手/Leila Navidi/Star Tribune/AP

プールを離れても、シェパード選手はモデルとしての活動や講演活動を行い、手足を切断した人のための親善大使を務める。

そうした生活の中で、自身の障害について「私が受け取った最高の贈り物の1つ」と受け止めるようになった。

「切断を経験すると、または一般的に四肢がない状態で育つと、間違いなく成長が早くなる。自分にとってどんな世界になるかを選ぶ必要に迫られるから」

「世界を安全ではなく、自宅から出られず自分を人に見られたくないと思う場所にするのか。それとも『私たちは存在しているんだよ』と世界に知ってもらいたいと思うのか」

「泳ぐ私を見た人は、ナショナル・ジオグラフィック誌で見つけた新種の魚か何かだと思うのかもしれない。みんな私をじろじろ見る。でもそれも特別なことだと思う。みんなのための学習の道具になって、パラリンピックと障害者のコミュニティー(について)そうした人たちを教育できる」

パラリンピック出場というゴールに到達した今、シェパード選手は人生の次の目標、そして次のパラリンピックに照準を据えている。

「私の人生はこれから。でもパリで必ずお会いします」

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