米国の有力パラ水泳選手、東京大会への出場辞退 母親の補助が認められず

先月行われたパラリンピックの選考会で泳ぐベッカ・メイヤーズさん/Stacy Revere/Getty Images

先月行われたパラリンピックの選考会で泳ぐベッカ・メイヤーズさん/Stacy Revere/Getty Images

(CNN) 視覚および聴覚障害を持つ米国人水泳選手のベッカ・メイヤーズさんが、東京で開催されるパラリンピックへの出場を断念する意向を明らかにした。米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)が、自身の母親をパーソナルケアアシスタント(PCA)として同行させるというメイヤーズさんの要望を拒否したことが理由だという。

メイヤーズさんは声明で「断腸の思いで東京パラリンピック2020を辞退する決断をしなければならなかった」とし、「私は怒っているし、失望しているが、なにより母国を代表することが出来ず悲しい」と記した。

2017年以来、全ての国際大会で自身の母親がPCAとして活動してきたものの、新型コロナ感染症に伴う制限のため、東京大会での定員内で母親を参加させるとの要請をUSOPCが拒否したという。

メイヤーズさんはUSOPCが、パラリンピックの水泳競技に出場する、視覚障害を持つ9人を含む33人の米国代表選手を補助するPCAを1人しか提供しない予定だと指摘。

「コロナ禍の下、不可欠とまではいかない現場スタッフに関する新たな安全措置および制限が存在するのは当然だが、信頼できるPCAは私が競技する際に必要不可欠だ」とし、「それで2021年に、私は障がい者としていまだに、私の権利のためになぜ闘っているのか? 次世代のパラリンピックのアスリートが、私が経験した苦痛を決して味わうことがないと願い、彼らのために率直な話をしている。もうたくさんだ」と述べた。

26歳のメイヤーズさんはメリーランド州ボルティモア出身で、パラリンピックに過去2度出場し、6個のメダルを獲得。16年のリオ大会では3個の金メダルを獲得している。

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