サッカー・イングランド代表選手に差別的投稿、11人逮捕 英警察

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欧州選手権(EURO)決勝戦が行われたウェンブリー・スタジアム=7月11日、英ロンドン/Simon Stacpoole/Offside/Offside/Getty Images

欧州選手権(EURO)決勝戦が行われたウェンブリー・スタジアム=7月11日、英ロンドン/Simon Stacpoole/Offside/Offside/Getty Images

(CNN) 英警察は6日までに、サッカーのイングランド代表選手を標的にしたソーシャルメディア上での人種差別的発言に関連して11人を逮捕した。当該の発言は同代表が先月11日の欧州選手権(EURO)決勝でイタリアに敗れた後、投稿されたもの。

英フットボール取締ユニット(UKFPU)は、決勝戦の後でイングランド代表の一部の黒人選手に向けて人種差別的なコメントが発せられたことを受け、憎悪犯罪の捜査を開始。個人や慈善団体、クラブチームなどからソーシャルメディアへの600件以上の投稿について報告が寄せられた。このうち207件は性質上犯罪とみなせる内容だったとしている。

207件の投稿のうち、123件のアカウントは英国外の個人のものだった。英警察はこれらのアカウントの詳細を調べたうえで当該の国々に情報を送付したと述べた。

ここまで英国内のものと確認されたアカウントは34件。これを保持する11人が現時点で逮捕されている。

試合後、人種差別的なコメントが向けられた選手らを支援する壁画が公開された/Charlotte Tattersall/Getty Images
試合後、人種差別的なコメントが向けられた選手らを支援する壁画が公開された/Charlotte Tattersall/Getty Images

イングランドとイタリアによる決勝はペナルティーキック(PK)戦に突入し、PKを失敗した3人の選手に対してネットで人種差別的発言が浴びせられた。これに対して強い非難の声が広がり、イングランド・サッカー協会(FA)のほか、チームを率いたガレス・サウスゲイト監督、ジョンソン首相らも厳しく糾弾する姿勢を示していた。

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