東京五輪、海外観客の入国は認めず 代表者協議で決定

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東京オリンピック(五輪)・パラリンピックでは海外からの観客の入国を認めない方針が発表された/BEHROUZ MEHRI/AFP/AFP via Getty Images

東京オリンピック(五輪)・パラリンピックでは海外からの観客の入国を認めない方針が発表された/BEHROUZ MEHRI/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの大会組織委員会は20日、海外からの観客の入国を認めない方針を発表した。

海外在住者が購入していたチケットは払い戻す。

国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)と東京都、組織委、日本政府の代表者によるオンライン協議で決まった。

組織委の声明によると、日本や諸外国における新型コロナウイルスの感染状況は依然深刻で、複数の変異株も現れていること、国をまたぐ移動が今も世界で厳しく制限されていることを踏まえ、今夏に海外からの入国を保証することは困難と判断した。

すでにチケットを購入した海外客が現段階で計画を調整できるよう、日本側が受け入れ見送りの結論を出した。「すべての参加者および日本の国民にとって、一層確実に、安全で安心な大会を実現するため」としている。

IOCとIPCは結論を全面的に尊重し、受け入れると表明した。

選手らはこの決定の影響を受けず、引き続き感染防止策の指針「プレーブック」の規則に従うことが求められる。

日本の感染者は米英などと比べて少ないレベルで推移してきたが、冬以降に襲った最大規模の感染拡大で医療体制がひっ迫している。ワクチン接種はほかの主要国より2カ月以上遅れて、2月末から始まった。

新型ウイルスの問題に加え、組織委内部では前会長の森喜朗氏とクリエーティブディレクターだった佐々木宏氏が、女性への侮辱的発言で相次ぎ辞任している。

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