安倍首相、五輪延期の可能性に言及 カナダ・豪が選手団の派遣見送り表明

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東京五輪・パラリンピックについて、安倍首相が初めて延期の可能性に言及した/Richard Heathcote/Getty Images

東京五輪・パラリンピックについて、安倍首相が初めて延期の可能性に言及した/Richard Heathcote/Getty Images

(CNN) カナダのオリンピック委員会とパラリンピック委員会は、新型コロナウイルスの流行を理由に、2020年東京オリンピックには選手団を派遣しないと発表した。選手団の派遣見送りを表明した国は初めて。一方、安倍晋三首相は、2020年夏季オリンピックは延期する可能性もあると発言した。

両委員会はオリンピックの1年延期を求め、選手団体や国のスポーツ団体、カナダ政府も今回の決定を支持しているとした。

その上で、「延期に伴う複雑な事情は認識しているが、我々の選手団および国際社会の健康と安全以上に重要なものはない」と指摘。新型コロナウイルスの脅威は選手や家族、カナダの社会全体にとって安全ではない環境を生じさせると述べ、「我々は、スポーツよりはるかに重大な世界的健康危機のさなかにある」と訴えた。

オーストラリア・オリンピック委員会も22日、2021年夏のオリンピック開催に向けて準備するよう選手たちに指示したと発表した。

安倍首相は23日、2020年夏季オリンピックは延期する可能性もあると発言した。これまで一貫してオリンピックは予定通り7月24日に開幕すると強調してきた安倍首相が延期の可能性に言及したのは初めて。

安倍首相は参院予算委員会の集中審議で、「IOCの判断は、私が申し上げた『完全な形での実施』という方針に沿うもので、仮にそれが困難な場合は、アスリートを第一に考え、延期の判断も行わざるを得ない」と語った。

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