北米プロアイスホッケー2試合、全て女性のスタッフで試合中継

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国際女性デーの日に、北米プロアイスホッケーの2試合を女性スタッフのみで中継した/Courtesy Kaitlin Urka

国際女性デーの日に、北米プロアイスホッケーの2試合を女性スタッフのみで中継した/Courtesy Kaitlin Urka

(CNN) 北米プロアイスホッケーNHLの試合中継で、2試合の中継について、女性のスタッフのみで実施される出来事があった。試合は今月8日に放送されたが、この日は国際女性デーだった。

米国では、セントルイス・ブルース対シカゴ・ブラックホークスの試合がNBCスポーツで中継された。カナダでは、カルガリー・フレームス対ベガス・ゴールデンナイツの試合がスポーツネットで中継された。いずれも放送スタッフは全員女性だった。

今回のアイデアはNBCスポーツのプロデューサーを務めるケイトリン・ウルカさんが思いついた。昨年のプレーオフの試合中にホッケー選手AJ・ムレツコさんの娘が中継用のトラックを訪問した際のことだ。

中継車を離れるとき、ムレツコさんは娘に感想を聞いた。

ウルカさんはCNNの取材に対し、「彼女は娘から『わあ、すごい』といった感想が返ってくると思っていた」と振り返った。しかし、娘の答えは「女性はどこにいるの」だったという。

ウルカさんによれば、たくさんの優秀な女性が放送に携わっているにもかかわらず、その日の中継車には女性のスタッフが1人もいなかった。このことを受けて、優秀な人材が存在していることをどうやって示せるのか考え始めたという。

これが今月8日の試合中継につながった。実況や解説をはじめ、プロデューサーやディレクターらも全員女性だった。

ウルカさんは「中継車の中は一日中にぎわっていた。人々は自分たちが試合よりも大きな何かの一部なのだということが分かっていたのだと思う」と語った。

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