ツール・ド・フランス、トーマスが初の総合優勝

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故郷ウェールズの旗を掲げるツール・ド・フランス総合優勝のゲライント・トーマス/MARCO BERTORELLO/AFP/AFP/Getty Images

故郷ウェールズの旗を掲げるツール・ド・フランス総合優勝のゲライント・トーマス/MARCO BERTORELLO/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) 世界最高峰の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」は29日、最終の第21ステージが行われ、英ウェールズ出身のゲライント・トーマスが初の総合優勝を果たした。ウェールズの選手による優勝は史上初。

トーマスは所属するチーム・スカイの同僚で前年王者のクリス・フルームと肩を組み、パリ・シャンゼリゼ通りに設置されたゴールラインを通過した。過去4度のツール制覇を果たしているフルームは総合3位に入った。

トーマスは前日の28日、個人タイムトライアルで2位のトム・デュムラン(オランダ)を1分51秒上回った。この時点でトーマスの総合優勝は事実上確定していた。

トーマスの優勝により、英国人選手を擁するチーム・スカイはツール・ド・フランス過去7大会のうち6大会を制したことになる。

五輪のトラックレースで2度のチャンピオンに輝いた経歴を持つトーマス。これまでのツール・ド・フランスではチームメートのサポートに回ることが多かった。今年はアルプスの山岳ステージで2勝を挙げるとその後のレースでリードを確保。最後のタイムトライアルでもライバルを寄せ付けず、総合優勝を飾った。

ユーロスポートのインタビューに答えたトーマスは「まだ信じられない。実感がわくまでしばらくかかるだろう」と喜びを語った。また過酷なレースを共に乗り越えたチームメートに向けて「つらい時にも一丸となっていた。(優勝は)彼らに負うところが大きい」と感謝の言葉を述べた。

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