7月の満月は雄鹿にちなみ「バックムーン」、11日早朝にピーク

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7月の満月「バックムーン」のピークを見るためには、米国時間10日夜(日本時間11日午前)、地平線から目を離さないようにしよう/Nicolas Economou/NurPhoto/Shutterstock

7月の満月「バックムーン」のピークを見るためには、米国時間10日夜(日本時間11日午前)、地平線から目を離さないようにしよう/Nicolas Economou/NurPhoto/Shutterstock

(CNN) 天文サイトのアーススカイによると、「バックムーン」とも呼ばれる7月の満月は米東部時間10日午後4時37分(日本時間11日午前5時37分)ごろ、ピークを迎える。

ただし米農事暦によると、北米住民にとってはこの時間帯、月は地平線の下にあることから、最も良い形でピークを観測できるのは日没の数時間後になる。

米航空宇宙局(NASA)惑星地質学・地球物理学・地球化学研究所のノア・ペトロ所長は「ありがたいことに、満月はその前後1日ほど満ちた状態で見える。たとえば9日の夜に外に出て満月を見れば、ほぼ真ん丸に見える。同様に、10日を逃しても11日の夜にはかなり満月らしく見える」と説明する。

農事暦によると、7月の満月が歴史的に「バックムーン」と呼ばれてきたのは、雄ジカ(バック)の角が急成長する季節に当たるためだ。

先住民族が7月の満月に付けた他の呼称も、夏という季節を象徴している。主にカナダに住むクリー族は鳥の羽毛が生え替わる時期にちなみ「モルティングムーン」と呼び、北米大西洋岸のトリンギット族はサケの季節的な回遊を意味する「サーモンムーン」と形容する。

天候が良ければ、東の地平線を遮られずに見渡せる場所が観測に最適だと、ペトロ氏は言い添えた。明るい光のある場所を避けることも推奨される。

今年は満月があと5回あり、10月と11月、12月は地球と月が接近したタイミングと満月が重なる「スーパームーン」になる見込みだ。

米農事暦によると、2025年の残りの満月のリストは以下の通り。

●8月9日:スタージョンムーン

●9月7日:コーンムーン

●10月6日:ハーベストムーン

●11月5日:ビーバームーン

●12月4日:コールドムーン

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