米マーリンズのフェルナンデス投手、ボート事故で死亡

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米大リーグのスター選手として将来が期待されていたホセ・フェルナンデス投手

米大リーグのスター選手として将来が期待されていたホセ・フェルナンデス投手

(CNN) 米大リーグ、マイアミ・マーリンズで活躍するホセ・フェルナンデス投手(24)が25日未明、ボート事故のため死亡した。フロリダ州当局が明らかにした。

15歳の時にキューバから米国に亡命したフェルナンデス投手は、大リーグのスター候補と目される有力選手の1人だった。

フロリダ州魚類野生生物保護当局によると、マイアミ港の入り口付近で25日午前3時15分ごろ、巡回中の沿岸警備隊が岩礁に乗り上げて転覆したボートを発見。船の下や岩の上からフェルナンデス投手と男性2人の遺体が見つかった。2人はフェルナンデス投手の友人だったという。

当局は現場の状況や損傷の程度から判断して、ボートはフルスピードで岩に衝突したと見ている。薬物やアルコールは絡んでいない様子だが、まだボートの残骸の下は捜索できておらず、検視も行われていない。3人ともライフジャケットは着けていなかった。

マーリンズのデービッド・サムソン球団社長は球団メンバーらと共に記者会見し、「ホセはずっとこの家族の一員だった」「彼は希望の物語、そして愛と信念の物語を体現している。その物語は永久に死ぬことはない」と言葉を詰まらせた。

25日のアトランタ・ブレーブス戦は中止になった。

フェルナンデス投手はキューバ出身で2008年に米国に亡命し、11年にドラフトでマーリンズに入団。13年にはナショナルリーグの新人王に輝き、オールスター戦にも2度出場した。明るい性格と闘志あふれる姿勢から、球界にも多くの友人がいた。

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