艾未未氏、ベルリンで新作発表 難民の救命胴衣で建物覆う

救命胴衣1万4000枚を使い、難民の窮状を表現

救命胴衣1万4000枚を使い、難民の窮状を表現

(CNN) 中国人アーティストで人権活動家の艾未未(アイウェイウェイ)氏(58)が、ドイツ・ベルリンにあるコンツェルトハウスの柱を救命胴衣で覆った「作品」を披露した。多くの難民が海を渡って欧州を目指す途中で命を落としている現実に脚光を当てる狙い。

鮮やかなオレンジ色の救命胴衣1万4000枚を柱に巻き付けたこの作品は、艾氏のチームが1夜にして完成させた。

救命胴衣は、欧州を目指す難民の玄関口となっているギリシャのレスボス島からドイツに届けられた。レスボス島の当局者によれば、不要になった救命胴衣を艾氏に提供したという。

艾氏は昨年、何度もレスボス島を訪れ、インスタグラムを通じて難民の窮状を訴えていた。

国際移住機関(IOM)によると、2015年は100万人以上が海を渡って欧州に到着した。危険な航海の途中で命を落とした人は1月以来、400人を超す。

艾氏は難民危機に対する欧州の対応を声高に批判しており、2週間前には、トルコの海岸に遺体となって漂着した3歳のシリア難民の男の子と同じ姿で波打ち際に横たわった自らの写真を公開していた。

また、デンマーク政府が難民からの貴重品没収を認める法律を制定したことに抗議して、同国の首都コペンハーゲンで行っていた個展を中止している。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]