「かみつき」スアレスに出場停止処分 FIFA

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「かみつき」スアレスに出場停止処分

(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会でウルグアイ代表FWのルイス・スアレス選手(27)がイタリアDFにかみついたとされる問題で、国際サッカー連盟(FIFA)は26日、スアレス選手に代表戦9試合の出場停止と、サッカーに関連するあらゆる活動を4カ月間禁止する処分を決めた。

試合中の暴力行為に対する処分としては、W杯史上最も重い処分となる(これまでの記録は、1994年大会でスペインの選手の鼻を折ったイタリアのタソッティ選手に課せられた8試合出場停止)。ただし、スアレス選手には処分に抗議する権利が認められている。

スアレス選手は英プレミアリーグのリバプールに所属している。だが今回の処分により、8月のプレミアリーグのシーズン開始には間に合わないほか、チャンピオンズリーグの試合にも出場できない。

活動禁止期間中、スアレスはいかなるスタジアムの区域内に入ることも禁じられている。また、10万スイスフラン(約1140万円)の罰金も支払わなければならない。

FIFAのスルサー規律委員長は、「いかなるサッカーの試合でもこんな行為を大目に見ることはできないが、衆目の集まるW杯ではなおさらだ」と述べた。

スアレス選手は過去にも2度、クラブチームの試合でかみつき事件を起こして処罰を受けたことがある。

また、2011年にはマンチェスター・ユナイテッドのパトリス・エブラ選手に対して人種差別的な発言をしたとして6万3000ドルの罰金と8試合の出場停止処分を受けている。

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