W杯スタジアム、工事停滞にFIFAが警告

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拡張工事中のクリチバのスタジアム=昨年12月

拡張工事中のクリチバのスタジアム=昨年12月

(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)開幕まであと5カ月を切ったブラジルで、会場となるスタジアムの工事が停滞していることに対し、国際サッカー連盟(FIFA)のバルク事務局長は21日、「スタジアムがなければ試合はできない」と警告した。

W杯は6月12日から、ブラジル国内12カ所のスタジアムで開催される。バルク事務局長はこの日、南部パラナ州クリチバのスタジアムを視察した。

ここではW杯に向け、収容人数を4万人に増やすための拡張工事が行われているが、昨年11月に88%の工事が完了した時点からほとんど作業が進んでいない。バルク氏は2月18日を新たな期限に設定。それまでに進行状況を示し、見通しを立ててほしいと語った。

同国スポーツ省の高官も、現在のペースではW杯までに工事が完了しないとの見方を示し、間に合わせるための措置を取ることに同意すると述べた。具体的には、現場の作業を加速させ、州の開発資金から追加予算を投入する。

同国ではほかの会場でも、作業員の安全などを巡って問題が続発している。昨年12月には北部アマゾナス州マナウスの現場で、作業員が屋根から落ちて死亡した。

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