スペースX、政府委託の機密衛星打ち上げへ 数度の延期後

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スペースXを率いるマスクCEO。同社が機密衛星の打ち上げを実施する

スペースXを率いるマスクCEO。同社が機密衛星の打ち上げを実施する

ニューヨーク(CNNMoney) 米宇宙ベンチャー・スペースXは米東部時間の7日夜(日本時間8日午前)、米政府から委託された機密扱いの衛星「ズマ」を打ち上げる見通しだ。打ち上げは当初、昨年11月に予定されていたが、数回にわたり延期された。

これまで延期の理由としては、ロケット先端部分の調整や悪天候による準備の遅れとの説明があった。同社は先週、最終的に打ち上げ準備が完了したと発表した。

ズマは低軌道に投入されるが、正確な位置は公表されていない。スペースXはこれまでの機密ミッションと同様、インターネットを通した打ち上げ映像の生配信を早い段階で打ち切るとみられる。

政府による機密ミッションには国家安全保障、国防、偵察など軍事関連の装置などが搭載されることが多い。

打ち上げの手配などを請け負った米防衛大手ノースロップ・グラマンも、機体についての詳細や、予算を出している政府機関などの情報を明かしていない。

米国家偵察局(NRO)の衛星との見方も報じられたが、NROはこれを否定した。スペースXは昨年5月にNROの偵察衛星を軌道に投入している。この時はNROが関与を公表した。同社は昨年9月、米空軍の無人宇宙機の打ち上げにも成功した。

スペースXが昨年1年間に成功させた打ち上げは18回と、民間トップだった。今月中には世界最強とされる新型ロケット「ファルコン・ヘビー」の打ち上げ実験も予定している。

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