韓国、ダミー衛星の軌道投入に失敗 初の3段式ロケット打ち上げ

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発射台に設置された韓国のロケット「ヌリ号」/Korea Pool/AP

発射台に設置された韓国のロケット「ヌリ号」/Korea Pool/AP

韓国語で「世界」を意味するヌリ号は、自国の技術で作った初の国産ロケットで、さまざまな衛星やミッションへの道を開くことが期待されている。

朝鮮半島では北朝鮮が核を搭載する弾道ミサイル計画で制裁を受けており、宇宙への発射はデリケートな問題をはらんでいる。

韓国の宇宙計画には監視やナビゲーション、通信を行うさまざまな軍事衛星の打ち上げが含まれている。ただ、ヌリ号自体は兵器としては使われないと当局者は語る。

当局者はロイター通信に対し、自国の運搬ロケットを持つことで、韓国は搭載物のタイプや発射スケジュールを柔軟に選べるようになり、偵察衛星のような「秘密の」搭載物を守ることもできるようになると語った。韓国は現在、北朝鮮に関する衛星情報を米国に完全に依存している。

韓国は宇宙探査も視野に入れている。米航空宇宙局(NASA)と共同開発した初の月探査機は来年8月に打ち上げ予定。約1年間月を周回し、地球周回軌道を越える韓国初のミッションとなる。

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