米コロラド州でオオカミの子ども確認、1940年代以降で初

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デンバーの約240キロ北西にあるジャクソン郡でオオカミの子どもが確認された/Google

デンバーの約240キロ北西にあるジャクソン郡でオオカミの子どもが確認された/Google

(CNN) 米コロラド州の公園管理・野生生物保護当局は17日までに、同州ジャクソン郡でハイイロオオカミの夫婦が子ども3匹と生息していることを確認したと報告した。州内でオオカミの子どもの生存が確認されたのは1940年代以降、初めてとしている。

同州では昨年の住民投票で、西部の高地地帯にオオカミを復活させる案が成立。2023年末までの目標時期も設定していた。

州内にはかつてオオカミが徘徊(はいかい)していたが、狩猟や毒殺で根絶したとされている。同州のジャレッド・ポリス知事も住民投票の結果を尊重していた。

ただ、家畜を抱える農場などからは反対意見も出ていた。今回発見された子ども3匹についてもいずれ一群が増える結果となり、最大の捕食動物の集団形成につながることへの警戒心が強まっている。

オオカミの復活事業では、家畜が犠牲となった場合、補償金を支払うことも盛り込んでいる。州当局は今後も、カップルと子ども3匹の動向を見守る続ける方針を示した。

ハイイロオオカミは米連邦政府の絶命危惧種からは除外されているが、コロラド州は保護対象との位置付けを維持している。捕獲や殺害に関与した場合、10万ドル(約1110万円)までの罰金に加え、禁錮刑や狩猟免許のはく奪、あるいは両方の罰則を科される可能性がある。

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