洪水被害の田園にクモの巣のベール 豪ビクトリア州

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洪水被害の田園、クモの巣に覆われる 豪州

(CNN) 今月初めの豪雨で洪水に見舞われたオーストラリア南東部ビクトリア州の田園地帯が、今は一面クモの巣のベールに覆われている。

ビクトリア州ギップスランドでは洪水警報が発令され、一部の住民に避難指示が出た。

専門家によると、このような状況では人間と同じように、クモも水浸しになった地面から逃れ、高い位置に移動する。

「バル―ニング」は豪雨や洪水の後でよくみられる現象だという/Carolyn Crossley via Reuters
「バルーニング」は豪雨や洪水の後でよくみられる現象だという/Carolyn Crossley via Reuters

そのクモが自分の出す糸で風をとらえ、空中を移動する行動は「バルーニング」と呼ばれる。何千匹ものクモによるバルーニングで大量の糸が張り巡らされ、ベールのように野原や茂みを覆うことがある。豪雨や洪水の後でよくみられる現象だという。

豪雨の被害はビクトリア州全体に及び、車の水没で少なくとも2人が死亡した。田園に神秘的な光景が広がる一方で今も数百世帯が停電し、復興作業が続いている。

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