琥珀から見つかった「世界最小の恐竜」、先史時代のトカゲだった 新論文

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小さなトカゲの骨格やうろこ、軟部組織がより保存状態の良い琥珀から見つかった/Adolf Peretti/Handout/Peretti Museum Foundation/Current Biology

小さなトカゲの骨格やうろこ、軟部組織がより保存状態の良い琥珀から見つかった/Adolf Peretti/Handout/Peretti Museum Foundation/Current Biology

(CNN) 9900万年前の琥珀(こはく)から見つかり、当初は世界最小の恐竜のものとみられていた頭がい骨について、実は先史時代の「奇妙な」トカゲのものだったとする論文が新たに発表された。

2020年3月の論文では琥珀内の頭がい骨について、「オクルデンタビス・カウングラアエ」という学名の恐竜のものだとしていたものの、この論文は後に撤回された。14日に発表された新たな論文では、より保存状態のよい別の琥珀標本に基づき、先史時代のトカゲの頭がい骨との見方を示している。

「本当に奇妙なトカゲであり、現在生息する他のどのトカゲとも似ていない」。新論文の共著者を務めた米サムヒューストン州立大学の助教、アン・ディエゴ・ダザ氏は声明でこう指摘した。

同氏は「多くのトカゲはこの時期に誕生したとみられるが、当時はまだ現在のような外見に進化していなかった」と説明。そのために勘違いが生じる場合もあるとしている。

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