新型コロナ克服して退院、104歳の誕生日祝う 米男性

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拍手とともに退院するリー・ウーテンさん/Madison Hospital

拍手とともに退院するリー・ウーテンさん/Madison Hospital

(CNN) 米アラバマ州で新型コロナウイルスに感染して入院していた男性が、104歳の誕生日を前に、無事回復して退院した。

新型コロナを克服したのは第2次世界大戦に従軍した経験をもつ退役軍人のリー・ウーテンさん。104歳の誕生日を2日後に控えた今月1日、病院職員に見送られて、アラバマ州マディソンの病院を退院した。

病院は、看護師や医師が廊下に並んで「ハッピーバースデー」を歌い、ウーテンさんに拍手を送る動画を公開している。

CNN提携局のWAFFによると、ウーテンさんは米陸軍の兵士として海外で従軍し、1940年代にはフランス・パリで鉄道の建設などにかかわった。

孫娘のフェイスブックによると、ウーテンさんは病院から帰宅する途中、チョコレートミルクシェイクが飲みたいと訴えたという。マスクを降ろしてストローをくわえたウーテンさんの写真も掲載している。

自宅で療養中のウーテンさんは、今も記憶の混乱や疲労感などの症状があるという。

104歳の誕生祝いはその週いっぱい続き、5日には家族や友人や近所の住民などが自宅前を車でパレードする動画が投稿された。

ウーテンさんは窓の前で椅子に座り、パレードの車に手を振っていた。孫娘によれば、パレードには約50台が参加したという。

その後はテレビでアメリカンフットボールの試合を観戦し、長年のファンだったアラバマ大学のチーム、クリムゾンタイドに声援を送った。

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