海岸に漂着したクジラ100頭近く死ぬ、安楽死措置も NZ

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ニュージーランドのチャタム諸島でクジラ100頭以上が漂着した/New Zealand Department of Conservation

ニュージーランドのチャタム諸島でクジラ100頭以上が漂着した/New Zealand Department of Conservation

(CNN) ニュージーランド野生生物保護当局は25日、同国東部沖にあるチャタム諸島の海岸にクジラやイルカが打ち上げられ、100頭近いゴンドウクジラが死んだと発表した。

保護当局には現地時間の22日正午ごろに連絡があったが、海岸に打ち上げられたクジラ約97頭とイルカ3頭が死んだ。

チャタム諸島はニュージーランドの南島から約800キロ沖にあり、停電の影響もあって、保護当局のレンジャーが現地に到着するまでに時間がかかった。

レンジャーは声明の中で、「その時点でまだ生きていたのは26頭のみで、大多数は非常に弱っていた。海が荒れていて、こうした座礁でホホジロザメが集まっているのはほぼ確実だったことから、クジラは安楽死させた」と説明している。

ゴンドウクジラは丸く突き出た頭部ととがったヒレをもつ小型のクジラで、数十頭から数百頭、時には数千頭の群れで生息する。

23日にはさらに2頭が漂着し、当局が安楽死させた。死骸はそのまま放置して自然に任せるとしている。

22日には先住民団体の代表が、クジラたちの鎮魂の祈りをささげた。

チャタム諸島ではクジラなどの大量漂着は珍しくなく、1918年には1000頭あまりが座礁して死んだこともあった。

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