グレートバリアリーフ、今年の白化現象は「過去最大規模」

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グレートバリアリーフの白化現象を調べる調査員

グレートバリアリーフの白化現象を調べる調査員

(CNN) オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフの北側一帯で今年、7割近いサンゴ礁で白化と呼ばれる現象が起き、過去最大規模の被害が出ているとの報告が新たに発表された。

豪研究機関、オーストラリア研究会議(ARC)のサンゴ礁研究センターを率いるテリー・ヒューズ所長らが報告をまとめた。

グレートバリアリーフの北側700キロの部分を上空から調べたり、ダイバーが直接確認したりした結果、今年に入ってから9カ月のうちに約67%のサンゴが白化現象で死滅したことが明らかになった。

白化はサンゴと共生して養分を補給している藻類が失われてしまう現象で、海水温の上昇や荒天が原因となる。ヒューズ氏によると、この海域では夏の間、最高気温が例年より2度も高くなっていた。

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