グレートバリアリーフ、今年の白化現象は「過去最大規模」

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グレートバリアリーフの北側700キロの領域では約67%のサンゴが死滅

グレートバリアリーフの北側700キロの領域では約67%のサンゴが死滅

グレートバリアリーフでは南側一帯のサンゴ礁が過去30年で半減する一方、北側はほぼ手つかずのまま残っていたが、今年の被害で逆転してしまったと、ヒューズ氏は語る。

これまでも1998年と2002年の2回にわたって大規模な白化現象が起きていたものの、今回ほどの被害には至らなかったという。

死滅したサンゴが元通りまで再生するには最長で15年かかるとされる。ヒューズ氏は「今後15年以内に4回目、5回目の白化が起きて被害がさらに拡大する恐れもある。いつ起きるかはだれにも予想できない」と指摘する。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)では近年、グレートバリアリーフを「危機遺産」に指定するかどうかの検討が進められてきた。オーストラリア環境当局の報道官によると、ユネスコは今後1年以内に判断を下す見通しだ。

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