木星の「トリプル日食」、ハッブル望遠鏡が撮影

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NASAのハッブル宇宙望遠鏡が木星の前を3つの衛星が同時に通過し、木星の表面に3つの影ができる珍しい現象をとらえた

NASAのハッブル宇宙望遠鏡が木星の前を3つの衛星が同時に通過し、木星の表面に3つの影ができる珍しい現象をとらえた

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡が、木星の前を3つの衛星が同時に通過し、木星の表面に3つの影ができる珍しい現象を1月下旬にとらえ、このほど写真が公開された。

もし木星の表面から観測すれば、3つの日食が同時に起きているように見えたはずだと専門家は解説している。

宇宙望遠鏡科学研究所によれば、この現象が起きたのは過去15年で2回のみ。次回は2032年に起きるという。

木星は太陽系の中で太陽に次ぐ大きさをもつ天体で、62の衛星が周りを公転している。中でも特に大きいイオ、エウロパ、ガニメダ、カリストの4個は、1610年にガリレオ・ガリレイが発見したことにちなんで「ガリレオ衛星」と呼ばれる。

公転の周期は2~17日と幅があり、木星の前に同時に並んで見えることはまれ。しかし今回はこのうちのガニメダを除く3個が並んだ。

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