公共施設でお湯使用禁じる、天然ガス不足で 独ハノーバー市

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天然ガスの供給危機を念頭に、独ハノーバーが公共施設での温水使用を禁止した/Joe Klamar/AFP/Getty Images

天然ガスの供給危機を念頭に、独ハノーバーが公共施設での温水使用を禁止した/Joe Klamar/AFP/Getty Images

(CNN) ドイツの北部ハノーバー市は30日までに、ウクライナ情勢に絡むロシア産天然ガスの供給減などを踏まえ、政府関連の建物、ジムやプールを含む公共施設でのお湯の使用を禁止し、暖房の削減を狙う措置の導入を発表した。

同市の市長室は報道発表文で、全キロワット時での節約はガス貯蔵タンクでの減量阻止につながると訴えた。

ドイツの都市で公共施設で冷水のみの使用を求め、手洗いなどでの温水利用を禁じた措置を打ち出したのは初めて。

同市はまた、建物の正面部や噴水での照明も消すように要請。同市のオーナイ市長はエネルギー源の消費量を15%まで減らすことを狙っていると指摘した。

天然ガスの確保不足が起こり得る現状の中でドイツの各地方自治体は大きな試練に直面しており、特にハノーバーのような大都市での危機感は強いとも主張した。

天然ガス不足は欧州連合(EU)加盟国内で広範に起きており、各国は冬場に備えて節約や備蓄を強化する措置に走っている。EUのエネルギー政策担当閣僚は最近、今年8月から来年3月にかけ域内のガス消費量を15%までに原則引き下げる政策でも合意していた。

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