ルフトハンザ航空でスト、ドイツ拠点空港でほぼ全便欠航 13万人超に影響

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フランクフルト空港のルフトハンザ航空のチェックインカウンター=24日/Alex Kraus/Bloomberg/Getty Images

フランクフルト空港のルフトハンザ航空のチェックインカウンター=24日/Alex Kraus/Bloomberg/Getty Images

(CNN) ドイツを代表する航空会社のルフトハンザ航空は、ストライキのためフランクフルトやミュンヘンのハブ空港で27日のほぼ全便を欠航にすると発表した。

労働組合による地上職員のストライキは「旅行シーズンのピーク真っただ中にあって、運航に多大な影響を与える」ことを踏まえ、「27日のフランクフルトとミュンヘンのハブ空港におけるほぼ全ての便をキャンセルしなければならない」と同航空は説明した。

夏季休暇シーズンを迎え、同航空は過去のストライキに続く今週末の運航スケジュールを再確立するために、かなりのプレッシャーの下で既に作業を行っていると述べた。27日のストライキにより28、29日にも欠航や遅延が生じる可能性があると警告している。

同航空によると、フランクフルト空港では26日に32便、27日に646便の計678便が欠航する。影響を受ける乗客は推定9万2000人という。

また、ミュンヘン空港では26日に15便、27日に330便の計345便が欠航し、推定4万2000人が影響を受ける見込み。欠航の影響を受ける乗客の再予約の枠は非常に限られているという。

労働組合はルフトハンザ地上職員の9.5%の賃上げを要求しており、最低でも12カ月にわたる月350ユーロ(約4万8500円)の賃上げを求めている。大幅な人手不足、高インフレ、3年間の賃金凍結により職員は過重労働に陥っていると主張している。

ルフトハンザ航空の最高人事責任者で労務を管轄するミヒャエル・ニゲマン氏は26日、「今後12カ月間の非常に大幅な賃上げ」を提示しており、ストライキは「もはや釣り合いがとれていない」と述べた。

ストライキは現地時間27日午前3時45分から28日午前6時まで予定されている。

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