ロシア経済、今年は最大10%のマイナス成長 中銀見通し

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(CNN) ロシア中央銀行は5月1日までに、今年の同国経済は8~10%のマイナス成長になるとの最新の見通しを示した。

国内の経済活動は今年3月、ウクライナ侵攻や国際社会がロシアに対して発動した制裁を受け、後退し始めたと指摘。声明で消費者の購買意欲の減退や企業活動の縮小、輸出入での落ち込みがあったと報告した。

ロシアの企業活動は現在、生産面などで相当な難局に遭遇していると説明。国内経済が直面する外部環境は厳しい局面が続き、経済活動に相当な規模で制約を与えていると分析した。

世界銀行は先月、ロシアの国内総生産(GDP)は今年、11.2%のマイナス成長を予測。国際通貨基金(IMF)は先々週、約8.5%のマイナス成長を予想していた。

ロシア中央銀行は、国内経済は2023年末までに回復基調を見せないともし、「23年の国内経済は構造改革の局面に遭遇しながらも段階的な成長軌道に乗るだろう」とも期待した。

来年の第4四半期(10~12月期)の生産力は前年同期比で4.0~5.5%増とし、23年のGDPの成長率はマイナス3.0%から0.0%の間と占った。

ロシア中央銀行は最近、政策金利を17%から14%に引き下げると発表。消費者の低調な購買活動と自国通貨ルーブルの価値の回復は国内のインフレ率を若干押し下げたとも説明していた。

ただ、物価上昇は今後も高止まりになるとみられ、中央銀行は今年のインフレ率は18~23%増とし、来年は5~7%増と見込んだ。

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