ウクライナ、EU加盟への質問書に回答し提出 異例の迅速さで

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(CNN) 欧州連合(EU)の駐ウクライナ大使は30日までに、ウクライナのゼレンスキー大統領が同国のEU加盟へ向けた重要な一歩とされる質問書への回答を提出したことを明らかにした。

マッティ・マーシカス大使はSNS上で、自らがゼレンスキー大統領から回答を受け取ったと報告。ゼレンスキー氏、ウクライナのシュミハリ首相やほかの同国政府高官が居合わせるなかで回答が提出された際の写真も掲載した。

質問書は、EUの行政執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長が今月初旬、訪問したウクライナの首都キーウ(キエフ)でゼレンスキー大統領に手渡していた。

マーシカス大使は、ウクライナ側の迅速な回答提出について「尋常でない時勢にあっては、尋常でない措置やスピードが必要」とも述べた。

質問書への回答は、通常では数年間要する正式加盟の手続きの一歩となる。欧州委は今後、回答書の内容を審査し、ウクライナに「候補国の資格」を付与すべきかどうかの見解をまとめる。

この後は加盟27カ国首脳が候補国の待遇に見合うのかの可否を判断。その次にウクライナが社会、法律、行政や財務の各分野でEUの基準に適合し得るのかを見極める。

欧州議会は今年3月、EU関連機関に対しウクライナに加盟の候補国資格を与える方向での調整を求める決議を採択していた。

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