電動スクーター製造工場、作業員は全員女性 インド新興企業

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オラ・エレクトリックのスクーターの発売時に行われたプレゼンテーション=8月15日、インド・バンガロール/Samyukta Lakshmi/Bloomberg/Getty Images

オラ・エレクトリックのスクーターの発売時に行われたプレゼンテーション=8月15日、インド・バンガロール/Samyukta Lakshmi/Bloomberg/Getty Images

ニューヨーク(CNN) インドの配車サービス大手オラ傘下のオラ・エレクトリックは、タミルナドゥ州の設立した最新の工場について、運営に携わる作業員は全員女性になると明らかにした。

同社の共同創業者バビシュ・アガルワル氏は13日、ブログへの投稿で、同工場では最終的に1万人の女性を雇用すると明らかにした。最初のグループは週内にも作業を開始するという。完全操業は2022年末を予定している。

ブログへの投稿によれば、同工場は世界でも最大級の女性だけの工場であり、女性だけの車両製造工場となるという。

今回の新工場はオラ・エレクトリックが進めるより包括的な労働力の創出と女性に対する経済的機会の提供の取り組みの一環。アガルワル氏は、世界の製造業の中心地であるインドにとって、女性の労働力のための能力向上と雇用創出は最優先とすべきだとの見方を示した。アガルワル氏は、労働の現場に女性の平等を導入すればインドの国内総生産(GDP)が27%増加する可能性があるとの研究結果も引用した。

オラ・エレクトリックの工場がフル操業すれば年間の電動スクーターの生産脳力は1000万台に達する見通し。

インドの20年4~6月期のGDPは新型コロナウイルスに関連した経済活動の落ち込みで前年同期比で約24%減少し、失業率も高かった。インドは昨年、数十年ぶりにリセッション(景気後退)入りした。

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