世界の大気汚染国で平均余命が2.2年短縮、インドは6年近く 米研究

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スモッグでかすむ街中を歩く男性=2021年1月、インド首都ニューデリー/Jewel Samad/AFP/Getty Images

スモッグでかすむ街中を歩く男性=2021年1月、インド首都ニューデリー/Jewel Samad/AFP/Getty Images

(CNN) 世界で大気汚染がひどい国に住む人々の平均余命は2年以上短くなり、汚染が最も深刻なインドでは6年近く短縮されているとの研究結果が報告された。

米シカゴ大学エネルギー政策研究所(EPIC)が出した年次報告書の中で明らかにした。

それによると、大気汚染のレベルが世界保健機関(WHO)の基準を超える国では、国民の平均余命が2.2年も短くなっている。

特にインド北部は汚染レベルが諸外国の10倍を超え、このままでは首都ニューデリーや西部コルカタを含む一部地域で平均余命が最大9年も短くなる恐れがある。

大気汚染で失われる余命を都市別にみると、インドネシアのバンドンで約7年、ジャカルタで6年近く、ペルーの首都リマでは4.7年に上るという。

余命短縮のワースト5カ国はアジアに集中している。短縮幅はトップのインド以下、バングラデシュが5.4年、ネパール5.0年、パキスタン3.9年、シンガポール3.8年と続く。

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